活動レポート|春祈祷・小室契約会

活動支援プログラム津波で被災した獅子舞の道具新調に対する支援

 宮城県石巻市北上町十三浜に支援にはいっているNPO法人パルシックさんから、「小室地区に代々続く春祈祷でつかう獅子舞が津波で被災したので支援先を紹介してほしい」と連絡をいただいたのは、2011年の初冬だった。毎年2月におこなわれる春祈祷のお祭りに獅子舞が家々を練り歩いていたといい、できればそれまでに間に合わないかということだった。獅子舞の道具いっさいがっさいが流されてしまったが、数日後、海に獅子頭がぽっかり浮かんでいる獅子頭を発見し、なんとか祭を再開したいと願うようになったという。パルシックさんが助成金をかきあつめたり、アートNPOエイドで寄附をあつめるも、2012年の開催には間に合わなかった。
 そして、今年2013年2月10日、財団等から太鼓や衣装の提供などもあり、小室契約会の春祈祷が再開されることになった。当初あたらしくつくりなおすしかないと思われていた獅子頭だったが、大船渡の職人の手により、被災した獅子頭がみごとに蘇った。IMG_5372
 口々に言う「焦ってすぐにつくらなくてよかったなァ。やっぱりこの顔だァ。」と。
 被災前は、朝から晩まで続く祭だったそうだが、半分に減ってしまった家々を廻り終えたのは午後3時すぎ。最後に、お米を括りつけた竹をかついで村境まで練り歩き、魔を追い払って祈祷を終えた。

追記:NPO法人パルシックさんの、地元の方々に寄り添った支援活動に心から敬意を表したい。

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レポート・撮影|樋口貞幸
2013年2月10日 宮城県石巻市十三浜小室

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