NPOの連携による災害支援

NPOの連携による災害支援
震災から数日後、道路が復旧してほどなく埼玉のNPOとNPO法人芸術資源開発機構(ARDA)、そして仙台で活動するMMIX Lab(ミミックスラボ)が連携し、援助物資が届きにくい孤立避難所に物資を提供する取り組みが始まった。テレビでは、まだ行ける状況にないとしきりに伝えられていたが、民間NPOは非常に素早い動きで支援をはじめていた。とくに行政の目の届きにくい指定外の避難所に向けて動いている。MMIX Labを主宰するのは、アーティストの村上タカシだ。村上さんは、これまでにも、アート・インクルージョンというプロジェクトをやっている。社会的包摂をアートによっても実現しようとするその試みは、大規模な仮設住宅建設予定地である長町を舞台にしていた。長町では今後、各地からの被災した方の生活の場がうまれることになっている。包摂型のコミュニティ・ビルディングが課題となることは必至だ。まさに、NPOの不断の取り組みが大事だということを体現していると言えよう。
MMIX Labは、NPO法人ワンファミリー仙台という生活困窮者支援を専門とするNPOをはじめとしたいくつかの団体と連携し、仙台宮城緊急支援対策本部を民間で立ち上げた。ホームレス支援で培ってきた炊き出しは、おいしいと評判に。小回りの効く体制で、孤立している避難所に資源物資を届けている。聞き取りをして、物資を提供する素早さは、支援NPOならではの動きだ。いま彼らは「3.11NPO+」というNPOの連携アクションを立ち上げ中だ。NPO+と書かれたカードを首から下げた人が避難所を訪れたら、支援NPOの人だと分かるアイキャッチにもなる。今後、NPOは領域や分野を超えてこのような連携を育んでいくことになるだろう。
4月14日夕刻、村上さんに、せんだいメディアテークにお越し頂き、インタビューを収録した。

樋口貞幸(アートNPOリンク)

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