石巻、瓦礫撤去ボランティア 前半

石巻、瓦礫撤去ボランティア 前半
4月17日の朝9時前、車で石巻専修大学に向かう。45号線を仙台市郊外に走りながら、ロードマップを忘れてきたことに気付く。取りに戻ろうかと考えたけれど、分からなければ人に聞けばいいか、と思い直す。信号はまだ復活していなかった。途中のコンビニでおにぎりを買い、高速道路に乗る。
地震の影響で段差の激しい高速を飛ばすこと40分、河北ICに到着、ふたたび45号線に入る。昨晩見たマップを思い出しつつ、なんとなくこのあたりだろうと川沿いを北上すると、川向こうに専修大学が見えた。自衛隊のベース基地を通り過ぎ、グラウンドに入ると、たくさんのキャンプが張られている。ここが石巻のボランティアの拠点だ。天気が良かったせいもあってか、まるで野外ロックフェスか、オートキャンプ場のような雰囲気がした。
先に到着していたアサヒ・アートスクエアディレクターの坂田太郎くんの誘導で駐車場に車を止める。今回合流させていただいたのは、仙台出身のアーティスト、タノタイガさんによるタノンティアという瓦礫撤去プロジェクトだ。以前からお世話になっているアーティストの岩井優さんも参加されていた。いつもの通りノリの良いタノさんにつられ、気分も軽くなる。「瓦礫撤去ボランティア」というと、なにやら重い責任がつきまとうように思われるかもしれないが、タノンティアの雰囲気は明るい。見るとタノンティアのみならず、どのボランティアの人たちも軽やかだ。タノさんに案内していただいて、ボランティアセンターでボランティア登録と保険の加入を済ませ、物資の拠点となっている倉庫(もしくはフットサルなどのグラウンド?)からショベルとバケツ、土嚢などをお借りし車に積み込んだ。この巨大な倉庫にはたくさんの物資が運び込まれていた。長靴やゴム手袋といった撤去作業用品のほかにも、衣類や日用品などの物資も山と積まれ、ボランティアによって適切に管理されていた。阪神淡路大震災以降、福岡県西方沖地震や新潟県中越地震があった、また、毎年のようにある台風や集中豪雨などの大規模災害の復興支援によって培われてきた知恵がここに集結しているのだろう。
タノンティアチーム11人は、車3台に分譲し、女川街道に面した市立女子商高に行く。海からほど近いこの校舎の1階の窓ガラスは無惨にも割れ、椅子や机は瓦礫と化し、外に積まれていた。卒業生だろうか、若い女性2人が先生を知りませんかと私に訪ねた。いまここがどのような状況にあるのか知る由もないにも関わらず、答えられないことに申し訳なさを感じた。
(つづく)

ボランティアの心得、参加の仕方も紹介。
タノンティア ブログ 必見です。
http://tanonteer.taigart.com/

ボランティアは、1日のみでも参加できます。
石巻市災害ボランティアセンター
http://msv3151.c-bosai.jp/group.php?gid=10163

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