ダンスボックスによる、福島県立いわき総合高校演劇部「Final Fantasy for Ⅺ.Ⅲ.MMXI」神戸公演に対する支援

活動支援|013
団体名|NPO法人ダンスボックス
代表者名|大谷燠
担当者名|横堀ふみ
所在地|兵庫県神戸市


内容
『福島県立いわき総合高校 演劇部 「Final Fantasy for Ⅺ.Ⅲ.MMXI」神戸公演』
DANCE BOX は、縁あっていわき総合高校 演劇学科と演劇部の先生方と生徒の皆さんに出会いました。
いわき総合高校には、カリキュラムの一環として位置づけられている演劇学科があり、その上さらに演劇に取り組みたい生徒が放課後に集まる演劇部があります。いしいみちこ先生と谷代克明先生は、両方に関わる生徒たちと表現に向かって真っ向から八つに組み、現在の状況を読み解くための手がかりを伝えながら、演劇創作をナビゲートされています。
DANCE BOXでは、今年の7月末に演劇部の生徒を対象に、NYを拠点に活動する振付家・余越保子氏のナビゲートのもとダンス・ワークショップを3日間実施させていただく機会を得ました。彼らの発想の面白さ、そして言葉を使うときの身体の強さに、驚くばかり。そうした流れの中、今年7月初旬に初演を迎えた演劇部による新作を、「県外の人々に見てもらいたい。彼らが今考えいることを見て欲しい」と公演の翌日に連絡をもらい、神戸公演を即座に引き受けることに致しました。

DANCE BOXの位置する新⻑田は、16年前の阪神・淡路大震災でもっとも大きな打撃を受けた地域のひとつです。約2年前にここに拠点を移し活動を展開していく中で、あの震災は16年経ったいまもまだ終わっていない、そう実感する瞬間がときどき顔を現します。ここで、いわき総合高校演劇部の作品を上演することは、意義深と思うと同時に、彼らの現在感じていること、存在に対するリアリティを劇場というフィクションの世界を通して見てみたい、そのように思っています。また、神戸で活動する同世代の高校生や一般市⺠との交流を通じて、現代社会がもつ問題について共有できること、その解決に向けて舞台芸術ができることの可能性について考える機会になればと願っています。


経緯
・2011年5月31日、いわきアリオスを訪問。大石支配人、前田優子さん、相澤大康さんにお話をお伺いまいした。
2011年2月に神戸にて高校生ダンスプロジェクトを実施した経緯もあり、「いわきと神戸の高校生でダンスをつくるプロジェクト」ができないか、という提案をさせていただき、いわき総合高校を推薦してもらいました。

・2011年6月5日、いわき総合高校を訪問。
アリオスで開催予定だった「ままごと公演」が、アリオスが震災の影響で使えないため、いわき総合高校演劇練習室での実施となったのを受け、そのワークショップと公演を見学。その際、いわき総合高校 演劇学科・演劇部顧問のいしい先生と話をさせていただきました。そこで、7月末に余越保子氏によるダンス・ワークショップをひとまず行うことが決定しました。

・2011年7月11日、いわき総合高校のいしい先生より、いわき総合高校演劇部の作品の神戸公演の話をいただきました。

・2011年7月26日~29日、いわき総合高校で余越保子氏によるダンス・ワークショップが3日間にわたって開催されました。このワークショップの成果に、非常に手ごたえを感じていただき、継続して進めていくことを、学校側と当方で確認しました。


公演概要
タイトル:いわき総合高校演劇部「Final Fantasy for XI.III. MMXI」
あらすじ:大震災・原発事故の影響による文化祭の中止を阻止するため、ひろこ、良輔、崇太、泰規の4人は、現在立ち入り禁止となっている北校舎に「復活の呪文」を探しに行く。突如現れるホアン保安員、清水、溶解ゲンシーロ、サルコジらに、4人の行く手は阻まれる。
「復活の呪文」を手に入れるためのマストアイテム「青い、透明な、ガラス玉」それは、ヒロコが親友キリカと一緒に、あの海辺で拾った思い出のビーチグラスだった。ヒロコは、牛、犬、鮎らの助けを借りて、すでに警戒区域に指定されていた、キリカの家の庭に埋まっているタイムカプセルを掘り起こす…。
今、インターネット、新聞で見聞きするフクシマに関するさまざまなキーワードをユーモアをたっぷりに叫びながら、 言葉にならない思いに祈りをこめて、少女の「さようならのやり直し」を描く。

日時:2011年10月9日(日) 14:00/19:00、10月10日(月/祝) 14:00
会場:ArtTheater dB神戸(神戸市長田区久保町6-1アスタくにづか4番館4F)
出演:いわき総合高校演劇部 18名
スタッフ:いわき総合高校演劇部 13名
原案:いわき総合高校演劇部
構成・脚本:いしいみちこ(いわき総合高校教員)
演出:長瀬有紀子(いわき総合高校演劇部 3年生)
舞台監督:谷代克明(いわき総合高校教員)
主催:いわき総合高校演劇部神戸公演を実現する実行委員会
協力:神戸野田高等学校創作ダンス部

実施のながれ
(1)いわき総合高校演劇部によって今年7月頭に初演された演劇作品を神戸と東京(予定)にて再演。
(2)神戸在住の演劇部や創作ダンス部の高校生がプログラム・サポーターとして参加し、いわきの高校生の神戸での生活面や、公演運営のサポートを行う中で、高校生同士が交流を深める場を設定する。
(3)神戸の震災を経験した演劇関係者と、いわき総合高校演劇部の顧問の先生らによる、公演終了後のアフタートークの実施。


支援希望額
いわき総合高校演劇部員の移動交通費 200,000円

伝えるプログラム
伝えるプログラムに活動レポートを掲載しています。
http://anpoap.org/?p=1537