加川広重画「雪に包まれる被災地」と共に「かさねがさねの想い」に対する支援

活動支援|018
事業名| かさねがさねの想い
代表者名|加川広重
活動所在地|宮城県仙台市


内容
『加川広重画「雪に包まれる被災地」と共に「かさねがさねの想い」』
震災を経験し、芸術でしか表現できない感覚的な記憶を作品として残したいと、自身の被災体験や津波で被害を受けた石巻市内を取材をもとに、当日の季節外れの雪を思い起こしながら描いた「雪に包まれる被災地」。
高さ5.4m、幅16.4mの巨大な水彩画を「舞台絵画」として、さまざまなジャンルのアーティストたちが、この絵の前でそれぞれの想いを表現しました。また、出演アーティストは、みなボランティアで参加され、入場無料でせんだいメディアテーク1階にて「かさねがさねの想い」を開催いたしました。


概要

『加川広重画「雪に包まれる被災地」と共に「かさねがさねの想い」』
開催日時:2012年8月17日〜19日
会場:せんだいメディアテーク 1Fオープンスクエア
主催:加川広重
出演アーティスト(一部):
・仙台フィルハーモニー管弦楽団 カルテット・フィデス
仙台フィルハーモニー管弦楽団団員4名で構成される弦楽4重奏団。その活動はリサイタルはもとより、学校訪問コンサート病院や介護施設等多岐にわたる。2011年3月11日の東日本大震災以降、数多くの避難所・仮設住宅・教育施設等を訪問し、音楽を被災者のもとに届けながら絆をつむぐ活動を展開している。
・遠藤園子(クリスタルボウル奏者) 「クリスタルボウル祈りの響き」
宮城県の教員を経て、クリスタルボウル演奏者、音響セラピストとして活動。2006年旅先のアメリカでクリスタルボウルに触れ、からだとこころに働きかける癒しの力に驚く。帰国後クリスタルボウルを手にし、2007年より地元仙台をはじめ、全国各地で演奏会や音楽療法セミナーなどを行う。2012年4月、初 CD『祈り』をリリース。ホリスティックセラピー研究所「Holy Whole」主宰。
・長旅のいしずえ 詩劇的朗読
・宮城県詩人会 「3.11後の詩の方へ・・・」
・Satelite(ベネズエラハープ&クァトロ) 「未知のラテン音楽、ムシカ  ベネソラーナ」
・宮城三女高OG合唱団 (女声混合) 「美しい日本の歌」
・SATOHA(シンガーソングライター) 「震災に寄せる歌声を宇宙へ」
盛岡市在住のシンガーソングライター。10代の頃より地元CMソングを歌い、ラジオ番組のパーソナリティーや様々なバックコーラスとしても活躍。音楽仲間との結婚後、カラオケスナック勤務の傍ら、オリジナル曲プラスカバー曲収録のアルバム「詠うこころ 詩う風」をリリース。東日本大震災に寄せる歌、「あなたを忘れない」は、全国放送にも取り上げられ、震災の風化を阻止するための活動として、チャリティライブと復興支援イベントを展開。1960年生まれ。
・合唱団パリンカ(男声合唱) 「男声合唱のための大漁唄い込み」他


背景
5.4m×16.4mという巨大なキャンバスに水彩画を描き続けて10年ほど、これまではイメージの世界や空想的なモチーフをもとに絵を描いていました。震災当日は、仕事場のある仙台市内に移動中で、そのまま1週間ほど仙台市内に足止めになりました。仙台空港の近くに住む祖母を探しに自転車を走らせたときの情景が強く印象に残っていました。
自分のなかで整理がつかないまま、震災をモチーフにした絵を描くことに戸惑いつつも、いまこれを書かないと忘れてしまうということへのアーティストとしてのパッションが、絵筆を走らせこの絵が出来上がりました。津波を実際に経験された方、被害を直接受けた方がご覧になって、どう思うかを気にし、プレッシャーを感じながらの創作でした。
実際に石巻をみたときに感じたこと、テレビなどで繰り返し流された映像、日常では考えられない感覚の逆転みたいなものを感じ、呆然となったこと。季節外れの雪が、津波でむちゃくちゃになった光景を真っ白に染めていったあの対比。そのときの感覚を絵に込めました。
せんだいメディアテークをレンタルして展覧会を開催することは、以前から決めていたので、この絵を展示することにしました。最初は不安を感じながらの展示でしたが、来場者から「よく描いてくれた」という声をいただくことができ、励みになりました。
この展示にあわせて、この絵の前でコンサートと仙台の詩人会の朗読もやりました。そのときのお客さんの反応がすごかったんです。ほとんどの方が震災をテーマに詩を書かれていましたし、芸術を通して表現していることに自分も驚かされました。
このときの経験をもとに、感覚が揺さぶられるようなことができないかと思うようになりました。いろいろ調べてみると、合唱団パリンカさんや三女高OG合唱団をはじめ、さまざまな方が震災復興でコンサートなどをされており、ぜひ一緒に組み合わせることで表現の幅を拡張できるような機会になればと願っています。


希望支援額
会場使用料 27万円
広報宣伝費 25万円
通信・運搬費等 9万円
その他 3万円
計64万円