映画『うたうひと』無料上映会+お茶っこの沿岸部開催

活動支援|024
団体名|一般社団法人サイレントヴォイス
担当者名|相澤久美
所在地|東京都


内容
東北記録映画三部作の第三部である東北の民話を題材にした『うたうひと』の無料上映会とお茶っこの場を設ける企画を、東北沿岸部で複数回開催します。
本映画は、東北地方で遥か昔より語り継がれてきた、市井の人々の営みが宿る数々の民話、そしてその語り手の物語です。聞き手に40年以上にわたって民話の採話活動を続けている『みやぎ民話の会』顧問の小野和子さんをお招きし、佐々木健さん、佐藤玲子さん、伊藤正子さんの三人の語り手に民話を語ってもらいました。語られる多くの暮らしにまつわる物語は、厳しくも豊かな東北の人々の暮らしと営みを映像のなかに映し出しています。
震災の影響から、短期間でめまぐるしく環境の変わる沿岸部では、近い未来に不安を抱く方々も多くいらっしゃいます。長く語り継がれてきた物語に触れていただき、遠い過去や遥か未来へと想像の幅を広げて頂ける機会を設けます。上映機会は、地元の方々と相談し無理なくご協力頂けるよう計画しています。映画の上映が主体ではなく、上映後の「聞き」と「語り」のおし ゃべりが楽しい場となることが願いです。本企画に共感をして下さる、東北に想いを寄せる遠方にお住まいの方々より、お茶っこ用のお茶菓子を届けて頂いています。また女川町に伝わる昔話の記録を残したいという希望もあり、映像協力もする事になる予定です。


開催予定
南三陸町(古民家、9月6日)、気仙沼市2カ所(仮設住宅集会所、8月17〜18日)、丸森町(公民館、8月後半)、名取市閖上(仮設住宅、9月後半)、宮古市(仮設住宅集会場、9月)、釜石市(仮設住宅、9月)


背景
一般社団法人サイレントヴォイスは、2011年から13年にかけて、東北に住まう多くの方の協力を得て、映画『東北記録映画三部作』を製作しました。
その第三部にあたる『うたうひと』は、『みやぎ民話の会』さんの全面的なご協力を頂き撮影されました。
民話の語りだけを収録するのではなく、語り手それぞれの暮らしの思い出や、民話の背景になった生活習慣、どのように語りを聞いていたかなどを聞かせてくれます。40年以上も語り手さん達との関係性を築き、東北で民話の採話活動を続けて来た『みやぎ民話の会』顧問の小野和子さんとの親密な信頼関係があって、初めてカメラの前で語られる物語ばかりです。
2015年の2月に、この映画の上映会が石巻市の雄勝町で開催されました。そこで鑑賞した高齢者の方々は、声を揃えて民話のフレーズを語り、「どんとはれ」などの結びの言葉を合唱し、笑いあい、本当に楽しそうだったと報告をいただきました。映画にでてくる民話は、岩手や宮城で育った方々が語っています。東北の広い地域で共有されて来た世代を超えた「語り」の文化は、労働の最中や祖父母や孫、親子の間で持たれた大切な時間だったのでしょう。憶えている方は、とても懐かしく楽しみ、その様をみた民話を知らない世代には、驚きと温かい感情をもたらしましたそうです。
本映画は、日本国内のみならず、ドイツ、イタリア、インド、上海、アメリカと世界各地で上映され、日本の民話、「語り」「聞く」という態度、あるいは文化は貴重なものとして評価されました。
今回の無料上映会は、民話を語り継ぎ、育ててきた東北の方々への恩返しのひとつです。また、仮設住宅や新たな復興住宅での生活、まためまぐるしく変化する環境に囲まれ暮らす方々に、東北の懐かしい民話を楽しみ、または新たに知り、上映後にお茶をしておしゃべりをする時間をもうけます。部屋の外に出る機会が減りがちだという話が聞こえてくる高齢者の方々が、部屋の外にでるきっかけになればとも考えています。お一人でもご覧になりたいという方がいらっしゃれば、この映画をお届けしたいと考えています。ご支援ご協力頂ければ幸いです。

【これまでの開催、及び今後の開催予定】
6月21日(日)宮城県|女川フューチャーセンター
7月11日(土)有限会社梅丸新聞店のオープンスペース


支援希望額
会場使用料=10,000円
上映機材運搬費=50,000円
旅費交通費=400,000円(10カ所)
アーティスト謝金=200,000円(10カ所)
広報費=100,000円
お茶代=30,000円