京都市立芸術大学学生(小山田徹教授指導)の女川常夜灯参加

活動支援|025
団体名|小山田徹
担当者名|一般社団法人 震災リゲイン
所在地|京都府京都市


内容
2012年8月より、対話工房のメンバーとして「女川常夜灯 迎え火」プロジェクト(*1)を企画立案、女川町の方々と協働しながら、2013年、2014年と継続して運営、参加してきました。今年も京都市立芸術大学の学生らと共に、「女川常夜灯」への参加を企画しています。今回は、本年初頭に京都駅前で開催したウィークエンドカフェで用いられたティピー(移動式住居)を持ち込み、町内外から常夜灯に集まる人々のため、ちいさな火のある、多様な空間づくりをする予定です。ティピーの中では焚火だけでなく、これまでの企画にかかわる展示や、映像や写真の展示も検討中です。京都駅前でも好評だった七輪と炭でのささやかなバーベキューも検討中です。
本学学生たちは、これまでも女川町の人々と交流を重ね、顔の見える関係性を積み上げてきています。常夜灯の開催には、学生たちの協力がまだ必要です。女川の方々も、毎年常夜灯で沢山の学生達が女川町を訪れるのを楽しみにしてくれています。参加される町民の方々の中には、この日しか、安心して震災当時のことを話せる場はない、と、継続を望む声もあります。同時に、あの日を思い出してしまうのでもう行きたくない、という姿の見えない声もあり、多様な声に耳を傾け続ける必要性を感じています。


学生たちの役割と参加による効果
学生たちは、森林組合等から提供された薪を、小さな焚火セットに合うサイズに細かく割る、町民の方々にお渡しする焚火セットをつくる、開催敷地の事前清掃(危険物の確認)、駐車場整理、来場者誘導など、様々な役割を担ってくれています。復興事業に奔走し、復興関連イベントも多く、日頃から招く側で疲れがちな町民の方々も、当日準備の手伝いには参加してくれますが、いざ焚火が始まれば、一参加者として、火を囲みゆったり過ごしてもらえるよう計画しており、運営スタッフとしての学生たちの参加は重要です。学生たち自身も、交代で火を囲み、町民の方々と対話をし、それぞれの学びを得ています。馴染みの顔を見つけると、互いに近況報告をし、また、町民の中には、学生たちに震災当時のことを伝えようと話してくれる方もおり、離れた場所に暮らす学生たちにとっても、大きな学びの場となっています。


背景
「女川常夜灯 迎え火」プロジェクトについて
本事業は、2011年3月11日の東日本大震災の津波被害を受け、市街地の8割り近くを流失した女川町にて、女川町住民と町外のアーティスト、建築家、プロデューサー、編集者、デザイナーからなる対話工房のメンバーが共に企画し始めた焚火プロジェクトです。焚火プロジェクトを各地で開催してきた小山田徹主導の下、2012年8月13日に初めて開催しました。流失した家々の基礎が残るエリアで、住民らが自宅のあった敷地で迎え火=小さな火を焚き、先祖や犠牲になった方々に想いを馳せる時間を設けました。震災後、初めてかつての近隣関係が再現された場であり、離ればなれになったご近所同士が久しぶりに顔を合わせ、近況を確かめ合う機会にもなりました。
復興過程で激しく移り変わる町の状況下で、静かに火を囲み語り合う時間と、日々語り辛さを増す震災の体験について、安心して語り合える場を設けること、また、その記憶が口承で語り継がれる場を設けることも同時に願われ開催されました。2013年、2014年は、造成が進む町内で、場所を移しながら行いました。2015年も土地の造成工事との兼ね合いで、具体的な開催会場の決定は7月後半にずれ込む予定ですが、開催は確定しています。


支援希望額
旅費交通費 ティピーや七輪など資材を運ぶためのレンタカー2台、高速道路代、ガソリン代=20万円